vol.08
2022.4.13

202X URBAN VISIONARY vol.8 開催決定!

世紀の東京大改造の進行を背景に、それらの全体像や個々の開発事業を横断した共有と共創の場として、都市開発に関わるディベロッパーとクリエイターにより2019年から始まった「202X URBAN VISIONARY」。8回目となる今回は「都市開発のREAL・DIGITAL・VIRTUAL」をテーマに議論したいと思います。

パノラマティクス齋藤氏より、都市開発における先導的なマスタープラン不足の現状についての課題の投げ込みがなされた初回の議論以降、vol.2「都市開発におけるコンセプトを俯瞰する」、vol.3「都市開発事業と運営・エリアマネジメント」、vol.4「コロナ禍を受けた都市の変容」、vol.5「「都市東京の価値の再定義」~before&after~」、vol.6「TOD|都市と移動のこれから」、vol.7「次の東京のあるべき姿」というテーマで開催してまいりました。

渋谷キャストからスタートし、虎ノ門ヒルズフォーラム、3×3Lab Future、 sequence MIYASHITA PARKと各企業の会場をリレーしてきた本企画は今回、周年祭に合わせて1年ぶりに渋谷キャストからの配信となります。
齋藤精一氏(パノラマティクス主宰)、豊田啓介氏(東京大学 生産技術研究所 特任教授、建築家、noiz/gluon)、山本恵久氏(日経クロステック・日経アーキテクチュア編集委員)、後藤太一氏(リージョンワークス合同会社代表社員)、田中陽明氏(春蒔プロジェクト株式会社 代表取締役/co-lab企画運営代表)のほか、三井不動産、三菱地所、森ビル、東急などの開発事業者と共に、横断的なアクションに繋げられるようなトークセッションを目指します。

8回目となる今回は、今までの議論の中でも幾度と出てきたDXやICT戦略、データの活用やストックといったデジタル管理なども含め、各エリアが最適な都市環境を創る上で使用している・検討している「方法」や「道具」にフォーカスをあてた議論をしたいと思います。

現在、都市開発・まちづくりは大きな変革のフェーズに突入したと感じています。都市空間は国土交通省が主導する「PLATEAU」によってデジタル化され、今年度ケーススタディーフェーズからインフラ化されようとしています。また、多くのエリアが行政と協業しながら推進してきた様々な実証実験・PoCは成功・失敗に振り分けられ、そのフェーズを実装フェーズに移行しようとしています。そして、人々は新型コロナウィルスの影響により、ライフスタイルを見直し、働く環境と生活する環境の再定義を始めています。
そんな時代において、多種多様な価値観を持った各社のまちづくりは、どのように変化しているのでしょうか?どの様な価値観を、どの様な方法や道具によって実装していくのでしょうか?まちで活動する「人や企業」の解像度を更に高く、最適な環境を創るために何を行っているのでしょうか?

デジタルツインやバーチャル空間の活用なども都市開発のメニューに入る今、情報・データ・通信・デバイスなどの新しい道具の活用だけではなく、今まで培ってきたリアルなまちづくりの知恵を、各社・各エリアがどのように捉えて現実のまちにインストールしていくのか。様々な試みを共有・議論し、結果として出てくる共通点での協業・共創の可能性や、各エリアの特徴・強化のヒント等が具体的に見出だせるセッションになればと思います。

 

【開催概要】
名称:202X URBAN VISIONARY vol.8
日時:2022年04月27日(水)開始19:00/終了21:00(休憩あり)
参加方法:Peatixイベントページよりお申し込み下さい(オンライン参加のみ。Youtube Liveで配信予定)
参加費:無料 ※申し込みには、無料のPeatixアカウント作成が必要です


【登壇者】

齋藤 精一
パノラマティクス主宰 【司会進行】
1975年 神奈川県生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学び、2000年からニューヨークで活動を開始。2006年株式会社ライゾマティクス(現:株式会社アブストラクトエンジン)を設立。社内アーキテクチャー部門『パノラマティクス』を率い、現在では行政や企業などの企画、実装アドバイザーも数多く行う。
2018-2022年グッドデザイン賞審査委員副委員長。2020年ドバイ万博 日本館クリエイティブ・アドバイザー。2025年大阪・関西万博People’s Living Labクリエイター。


豊田 啓介

東京大学 生産技術研究所 特任教授、建築家、noiz/gluon
1972年、千葉県出身。1996~2000年、安藤忠雄建築研究所。2002~2006年、SHoP Architects(ニューヨーク)を経て、2007年より東京と台北をベースにnoiz を蔡佳萱と設立、2016年に酒井康介が加わる。2020年、ワルシャワ(ヨーロッパ)事務所設立。2017年、「建築・都市×テック×ビジネス」がテーマの域横断型プラットフォーム gluonを金田充弘と設立。2025年大阪・関西国際博覧会 誘致会場計画アドバイザー(2017年~2018年)。建築情報学会副会長(2020年~)。大阪コモングラウンド・リビングラボ(2020年)。2021年より東京大学生産技術研究所特任教授。


山本 恵久

日経クロステック/日経アーキテクチュア 編集委員
1961年 東京都生まれ。86年横浜国立大学大学院(建築学)修了。同年日経マグロウヒル社(現・日経BP)入社、日経アーキテクチュア編集勤務。日経CG、日経エコロジーなどの副編集長を経て、2006年日経アーキテクチュア編集長、2008年建設局プロデューサー、2015年日経アーキテクチュア編集委員(兼務)を経て現職。編集担当書籍に「まちづくり:デッドライン」「ぼくらのリノベーションまちづくり」「東京大改造マップ」など。


後藤 太一

リージョンワークス合同会社代表社員
東京生まれ。1992年東京大学都市工学科卒業後、鹿島に勤務。1997年UCバークレー校都市地域計画学科修了、ポートランド都市圏自治体「メトロ」成長管理局に勤務。2003年福岡に移住しエリアマネジメント、都心再生、地域経済開発などの推進主体を立ち上げ軌道に乗せる。近年では神山町の地方創生、渋谷のイノベーション、全国のエリアマネジメントなど、各地のプロジェクトのデザインを実践中。一級建築士、米国認定都市計画士(AICP)。


田中 陽明

春蒔プロジェクト株式会社 代表/co-lab企画運営代表
1970年 福井県生まれ。武蔵野美術大学建築学科卒業後、大林組設計部に所属。慶應義塾大学大学院政策メディア研究科メディアアート専攻修了。2003年にクリエイター専用のシェアード・コラボレーション・スタジオco-lab(コーラボ)をスタート。2005年春蒔プロジェクト株式会社設立。co-labの企画運営のほか、クリエイティブ・コミュニティを活用した大規模再開発のブランディング・ディレクション業務を行う。クリエイターのための複合施設・渋谷キャストでは、建築デザインディレクション、シェアオフィスの企画運営とエリアマネジメントへの参画など開発から運営まで一貫して携わる。現在、都内、大阪、福井などの大規模開発でも同様な関わり方で、生きた建築をつくることを心掛けている。


雨宮 克也
三井不動産株式会社建設企画部長、三井不動産エンジニアリング株式会社代表取締役社長
1987年 三井不動産株式会社入社。大阪支店、地域開発事業部、開発事業部、開発企画部を経て現職。東京ミッドタウンでは都市計画、開発許可、ランドスケープデザイン、交通計画などを担当。これまで開発企画、事業推進、建設企画に至る業務に幅広く従事してきた。趣味はまちの妄想と徘徊。普段は谷根千と郊外住宅地の二拠点居住。東大院非常勤講師、筑波大学客員教授。慶大経卒、東大院修了、博士(工学)。


近江友里恵

三井不動産株式会社 開発企画部
9年間のテレビ局勤務の後、2021年三井不動産株式会社に入社。前職では熊本→福岡→東京勤務を経験し、全国各地の街の成り立ちを解き明かす番組、朝の情報番組などを担当。大学での卒論のテーマは「スポーツとまちづくり」。


重松眞理子
三菱地所株式会社 都市計画企画部 ユニットリーダー
公民協調によるまちづくりの取組を推進。
一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会都市政策・ガイドライン部会長、スマートシティ推進委員会委員長。近年、NPO法人大丸有エリアマネジメント協会事務局として丸の内仲通り等における道路空間活用に携わったほか、エリア内のイノベーションエコシステムの形成促進に向けた取組の立上、スマートシティの推進、カーボンニュートラルなまちづくり等に取り組んでいる。


矢部俊男
森ビル株式会社 都市開発本部 計画企画部 メディア企画部 参与
舗装・土木などの建設会社、建築コンサルタント会社などを経て、1998年森ビル入社。六本木ヒルズ開発時のプレゼンツールの企画、都市の未来の視覚化、東京のジオラマ制作などに加えて、防災DXや地方創生にも従事。

 

渡邊彰浩
東急株式会社 沿線生活創造事業部 エンターテインメント事業推進グループ 課長補佐 兼 フューチャー・デザイン・ラボ XRプロジェクト リーダー
2011年東急株式会社入社。観光事業部門、メディア・広告事業部門、渋谷エリア開発部門を経て、現職では文化・エンターテインメント事業の推進と、XR領域の事業創造を担当。まちづくり・文化・エンターテインメント・XRの各領域を横断しながら、あたらしい都市空間の楽しみ方を日々妄想している。


【登壇予定企業】

東急株式会社
※登壇企業・登壇者情報は本ページにて随時更新していきますのでご覧ください。


【質問募集】

当日登壇者に回答・議論してもらいたい質問を、申込み時Peatixイベントページにて募集し、当日の議論に活用させていただきます。ご投稿希望の方は、お申し込み時のフォームより送信お願いいたします。


【制作】

主催:202X URBAN VISIONARY 実行委員会(企画主体:パノラマティクス、 春蒔プロジェクト株式会社)
特別協力:渋谷キャスト


【お問い合わせ先】

202X URBAN VISIONARY 実行委員会 事務局
Peatixイベントページより、主催者宛にお問い合わせください。


【アーカイブ/参考資料】

このトークシリーズは、テーマを変えながら今後も複数回の開催を予定しています。
本ウェブサイトのアーカイブページ内より、これまでの開催レポートなどにもぜひお目通しください。